2016年9月13日

音楽ライターに求められるものとは?

最近、ラジオを聞いていてふと「音楽ライターというのは、アーティストの敵
なんですか?」と真剣に質問しているリスナーがいて唖然としたのですが。
私は過去に音楽ライターをやっていて、アーティストの方を敵だと思った事は
一度もありません。音楽ライターというのは、私から言わせれば
スーパーリスナーであり、先ず「音楽が好きだ」という気持ちがなければ
絶対にやってはいけない職業だと思います。

いくらレビューをすると言っても、そこに愛がなければただの失礼な人ですから。

しかも音楽ライターは、ただレビューするだけでなく“そのアーティストを育てる”
という役割も充分含んでいると思っていて。だからこそ、ただ媚びたり
褒めていれば良いというスタンスは、私はどうかと思っています。
スーパーリスナーだからこそ、何か思う所があって当然だと思うし、それを直接
アーティストに提言できる人は、音楽ライターに向いていると思います。

逆に、音楽ライターの「もっとこうしてみては?」という意見をスルーしたり、
ましてや 関係者伝いにレビューの修正を要求してくるようなアーティストは
ハッキリ言って伸びないと思います。(※かつてのSHAKALABBITSというバンドがそうでしたが、 最近たまたまラジオから流れてきた音源を聴いて、ちゃんとvocalにオリジナリティが出てきたな、 と思えたので何か心境が変わったのでしょうか?
何はともあれ良かったです。)

今後、音楽ライターになりたい人がいるのだとしたら、「音楽は大好きだけど、
音楽家になる気はない」人に是非おすすめしたいです。純粋な音楽リスナーって
意外といると思うし、私もその一人でした。

むしろ音楽をやりたくて音楽ライターは絶対にNO!です。なぜならそこに
嫉妬やら主観やら無意味な邪念が入って、おそらく純粋なレビューが出来なくなるからです。 レビューというのは客観的になれて初めて成立するものですので。

アーティストを潰すような偉そうな音楽ライターは絶対ダメですし、かと言って
音楽ライターを嫌っているとアーティストにとっても不利な事が多いですよね。

今後、アーティストをもっと暖かい目で見られる頼もしい音楽ライターが
増えることを願ってやみません。

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