2016年7月20日

天国と地獄について

昨日、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』を観て来たのですが、
かなり良かったので感想文でも書きたいな♪と思い、PCに向かってみました。

言うまでもなく宮藤官九郎さんの脚本・監督の映画なので、期待通り
とても面白かったのですが、その半面、いろいろリアルだなと思う部分もあり、
私は、あるシーンで感動すらしてしまいました。

尾野真千子さん扮する死神に、キラーKの歌を届けようと天国に行ったはいいけれど
それを披露する場すら与えられず、それでも歌い続けた関大助に何かを感じ、
ずっと拍手と手を振り続けた死神とその息子—。そのシーンに
この世の、憤るような現状のリアルさみたいなものを感じて泣けてきました。

この映画で、宮藤官九郎さんが描いた「天国」とは、真っ白だけど
味も素っ気もない無音の無機質な世界であり、「地獄」とは、常に労働や部活動を
強いられ、何かあれば直ぐに罰せられるけど、なぜかいつも音楽が流れていて
楽器の演奏力がモノを言う、という滑稽な世界でした。
(私は当然のことながら、この場合で言う「地獄」が好きです。)

で、既存の世の中がオカシイと思ったから、今まで世直しの活動をしてきた
私ですが、もしかすると『TOO YOUNG TO DIE!』を観た人の多くが感じた様に
今後、「天国」と「地獄」の認識が逆転する可能性があるかもしれない
と思ってしまったんです。

そもそも、その人の亡骸が「天国行き」なのか「地獄行き」なのかを決定づけて
いたのが、これまでの人の認識の多数決でしかないのなら、
それは崩壊する恐れがあるからです

しかも、地獄の秩序が閻魔大王の一存で成立していたとして、その閻魔さんが
ポンコツだと、地獄なのに善良な人の貯まり場でしかない可能性があり、
逆に、天国には人の命を何とも思わない殺人鬼とか、何に対しても探求心が薄くて
世の中を呪ったような人ばかり収容されている可能性があるな、と。

だってこれまでの社会の認識がデタラメなこと(世の中は経済が全てだとか、
著名なものが一番偉い等…)も多いわけですから。

そのうち(この世が真の平和となった時)、天国と地獄が逆転するかもしれません。

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